シーライツ プロジェクト
シーライツ プロジェクト
実施期間
2012年4月~2013年3月(生計向上支援活動・啓発活動)
2014年4月~2017年3月(啓発活動・コミュニティセンター運営)
ベトナムとの国境に隣接する貧しい農村地帯・スバイリエン州コンポンロー郡タナオ・コミューンでは、子どもを伴って隣国のベトナムに物乞いや物売りなどの違法な出稼ぎに出ていく世帯があとをたちませんでした。 子どもたちは教育の機会を失い、おとなから暴力を振るわれたり搾取されるケースや人身売買に巻き込まれるケースもありました。 シーライツは、子どもから子ども・おとなへ「子どもの権利」や違法な出稼ぎの危険を伝える啓発活動を中心に、子どもたちの学びの場・交流の場としてのコミュニティセンターの運営や、おとなへの生計向上支援活動を実施しました。
実施期間
2005年~2013年
パートナー団体
Friends-International/フレンズ・インターナショナル
フレンズは、子どもたちを外国人旅行者による性的搾取や児童労働などの様々な危険から守るために、カンボジアを旅行する外国人に向けた7つのアドバイスとホットライン番号を載せたリーフレットを発行・配布しました。また、外国人旅行者と接する機会の多いホテル、レストラン、インターネットカフェ、タクシードライバー、旅行代理店などを対象にトレーニングを行い、「ネットワーク」を構築しました。 シーライツは、主に日本国内でフレンズの活動を知らせるとともに、カンボジアへの旅行者用リーフレット「チャイルドセーフ・トラベラーガイド~カンボジアのストリートチルドレンを助ける7つの方法」の日本語版を発行し、配布しました。
実施期間
2005年~2013年
パートナー団体
AFESIP / アフェシップ、AFESIP Fair Fashion (AFF) / アフェシップ・フェア・ファッション
性的搾取の被害を受けた少女の精神的なケアと社会復帰を支援するNGO・アフェシップのシェルターで職業訓練を受ける少女たちと、その系列の洋裁所兼ショップであるアフェシップ・フェア・ファッションで働く女性たちの早期の経済的自立をサポートするため、保育サービスの運営を支援しました。
実施期間
2004年~2005年(プレイベン州)
2006年~20011年(スバイリエン州)
パートナー団体
Healthcare Center for Children (HCC) / 子どものためのヘルスケアセンター
人身売買が多いプレイベン州、スバイリエン州において、学校を拠点とした人身売買防止ネットワーク(SBPN = School Based Prevention Network)を組織し、子どもたち自身で子どもの権利、人身売買の危険について意識啓発を行うと同時に、リスクの高い子どもたちの家族を収入向上プログラムと奨学金プログラムによって、通学支援しました。
実施期間
1997年~2010年
パートナー団体
The Concerned for Working Children(CWC)、Butterflies / バタフライズ
世界の児童労働の問題を日本社会に訴えながら、インドの働く子どもたちが、自らの問題を解決したり、権利を取り戻すことを支援しました。
実施期間
2009年
それまで近隣に小学校がなく、遠くにある小学校にも通えずお寺の片隅で勉強をしていたプラサー村周辺の小学校低学年の子どもたち。出稼ぎなどに出されることなくきちんとした小学校に通い、勉強を続けられるように、学校建設を行いました。
※建設資金は、カンボジア教育支援団体・ぽけっと様のご寄付によるものです。
実施期間
2005年~2007年
パートナー団体
Child Rights Foundation (CRF) / 子ども権利基金
カンボジアの公立の学校において、子どもの権利教育の普及をめざすと同時に、学校・地域において子どもたち自身が性的搾取や人身売買から身を守ることができるように、教員の養成、能力強化や子どもが参加できる体制づくりをサポートしました。
※CSEC=Commercial Sexual Exploitation of Children子どもの商業的性的搾取
実施期間
2001年~2009年
2001年に横浜で開かれた「第2回子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議」をきっかけに、子どもの基本的人権の最も深刻な侵害である「子ども買春、子どもポルノ」(子どもの商業的性的搾取)の廃絶をめざす活動を実施しました。
※UNGASS=UN General Assembly Special Session
実施期間
2000年~2003年
1990年に開かれた「子どものための世界サミット」でうたわれた『子どもの利益を何事にもまして最優先する』という約束がどれだけ果たされているかを確認するため、2002年5月、シーライツのユース4名がニューヨーク国連本部で開かれた国連子ども特別総会(UNGASS)に参加しました。
そして、数々のワークショップに参加した感想や、全体を通じてどんなワークショップが開かれたのか、各国から参加した子どもたちが話し合いの結果、どんなアピールを採択したのかなど、報告書にまとめました。
詳細は、『若者から見た国連子ども特別総会 報告書』(2003年)に掲載しています。