シーライツ プロジェクト

海外事業 カンボジア・プロジェクト
(2023年5月までの実施事業です)

シーライツは、カンボジアの子どもたちを搾取や暴力から守れるように、子ども自身と周りのおとなたちの力を高め、子どもにやさしい社会をつくることをめざして活動しています。

カンボジアの子どもの現状
活動において大切にしていること
カンボジアの子ども自身と周りのおとなの力を高める事業

カンボジア基本情報

カンボジアの子どもの現状

カンボジアは、性的搾取や強制労働の目的で人身売買される子どもの送出し国であり、受入れ国であり、経由地です。
経済発展による貧富の差の拡大、性産業の高い需要、犯罪の取り締まりや処罰が十分でないなど、さまざまな問題のしわよせを受けたカンボジアの子どもたちは、国内・外で、過酷な労働を強いられ、搾取されています。

カンボジアの子どもの現状をみる

活動において大切にしていること

「子どもの権利に基くアプローチ」(チャイルド・ライツ・ベース・アプローチ)という手法

・すべての活動を人権の原則、子どもの権利の原則に照らし合わせる
・子どもたちの置かれている状況を権利の視点からみる
・子どもをエンパワーし、子ども自身が権利を主張できるようにする
・責務を負っている人々の能力を強化する

子どもの権利に基づくアプローチ

カンボジアの子ども自身と周りのおとなの力を高める事業

子どもの権利促進事業

ベトナム国境沿いに位置する農村地域では、多くの子どもが家計を助けるために小・中学校を中退し、出稼ぎに出されたり、自らすすんで工場やカジノなどに出稼ぎに行きます。そして、教育の機会を失うとともに、おとなからの暴力や搾取、児童労働や人身売買の危険にさらされています。
シーライツはこれを防止するため、地域の子どもやおとなを対象に啓発活動を行ったり、図書室運営や校外学習の支援をしています。

子どもの権利促進事業

本事業は、現地NGO CCPCR(The Cambodian Center for Protection of Children's Rights)と協働で実施しています

カンボジアでは、多くのNGOが活動しています。
シーライツは、カンボジアの発展にはカンボジア人自身による活動が大切であると考え、しっかりとした理念と優れた実績を誇る現地NGOとパートナーシップを結び、連携しています。

パートナー団体を選定する際の基準

カンボジア基本情報(参考資料)

面積 18.1万平キロメートル 独立年 1953年
フランスより独立
民族 カンボジア人(クメール人)
が90%
政治体制 立憲君主制
宗教 仏教
一部少数民族はイスラム教
元首 ノロドム・シハモニ国王
主要言語 カンボジア語(クメール語) 首相 フン・セン(人民党)
気候 雨期:5月-10月
乾期:11月-4月
経済成長率 約7%
(2013年、IMF資料)
人口 14.7百万人
(2013年政府統計)
一人当たりの
GDP
約1,240米ドル
(2015年、IMF資料)
首都 プノンペン 子どもの権利
条約加盟年
1992年10月15日

子どもの権利についての研修や人身売買・児童労働に関する子ども向けの啓発に必要な文房具を配布することができます。

童話や物語の本を5冊購入し、本が傷まないように補強してから図書室に届けることができます。

村の清掃と衛生について学ぶ「ゴミ拾いキャンペーン」を1回開催することができます。