Youth For Rights
2016年07月5日
テーマは「子どもの学習権について タブレット教育などに焦点をあてて」
担当メンバーが子どもの「学習権」について、特に「タブレット教育」に焦点をあてて調査してきたことを発表したあとに、みんなで感想をシェアしたりディスカッションをしました。
ユースチーム・YFR(Youth for Rights)の学習会では、パワーポイントやワードで資料を作ったり、資料はなしで、口頭で調べたことを発表したり、タブレットやパソコンを用いて調べたことを発表したりと、発表のやり方は自由です。模造紙や付箋などの道具を使ってブレインストーミングをしたりすることもあります。
今回の発表担当メンバーが作ったパワーポイントは、グラフや資料をもとに具体的な分析がされていて、とにかくすごかったです!!(下の写真をご覧ください!)
学習会が始まる前から手渡された資料にみんな興味津々でした(/・ω・)/
まず、タブレット教育のデメリットを考えてブレインストーミングしました。
ここでは、「文字を書かなくなる」「おじいちゃんおばあちゃんとの会話が減る」「視力が低下する」「検索してしまうから自分で考えなくなる」などの意見があげられました。
子どもの学習権を考える時には、さまざまな切り口があります。今回の担当メンバーは、「タブレット教育によって、家庭の経済的事情に関係なく、学習できる環境をつくれるのではないか」ということに注目して発表してくれました。
発表の後、みんが発表を聞いて思ったことをシェアしました。そして、はじめにあげられたタブレット教育のデメリットも踏まえて、教育のICT化(情報通信技術化)をどう思うか?について話し合いました。
・やるのは良いと思うが、タブレット教育の導入は短期間の試験的実施だったので、子どもたちが興味を持って学習に取り組むのは最初のうちだけではないか?
・どこからでもアクセスできることは良い
・全面的に導入するのではなく、今までのやり方の良いところとタブレットや電子黒板の良いところを合わせて用いれば良いのではないか?
・家庭の経済的状況による学力の差は、タブレット教育によって一時的には狭まるかもしれないが、底上げされるだけで、同じにはならないのではないか?
・家庭によってタブレットやコンピューターをどれくらい使うかは異なるので、学校でタブレットの使用を必須にしたときに、使い慣れていない子どもには不利になり、自信(自己肯定感)をなくしてしまうのではないか?
などの意見があがりました。
結果、どうすることが1番良いのか明確な答えは出ませんでしたが、メンバーのいろいろな考えを聞くことができて、「そういう考え方もあるんだ!」と思うこともあり、とても楽しかったです♪
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