Youth For Rights
2016年12月17日
2日目、午前中に開かれた分科会Aの報告と感想です( ´ ▽ ` )ノ!
それぞれが参加したいものを数ある分科会からどれにするか悩み、選んで、参加してきました。
メンバーそれぞれが感じたことや学びがつまっていますので、ぜひ、読んでみてください。
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「多様な学びの場の活動からー子どもの学ぶ権利の保証をめぐって」に参加しました。
そこでは多様な学びを支援する場がどう成り立ったか、どのように運営されているか、多様な学びと日本の法整備の関係、それらを関西にあるフリースクール、オルタナティブスクールなどを例に学びました。
印象に残っていることは、二重学籍というワードです。公立の学校に籍を置きながらオルタナティブスクールやフリースクールに通う子どももいるようです。そこから起こる問題として、一度も顔を合わせたことがないクラスメイトを不思議がる子どもがいること、そもそも担任の先生が、クラスの不登校の子どもがフリースクールなどに通っていることをしらない場合があるということなどが挙げられました。
多様な学びに興味があってこの分科会に参加しましたが、まだまだ学んでみたい分野であると感じました。このフォーラムから感想を持ち帰って、ユースのみんなと学習会で学びと理解を深めたいです。
(ひろむ)
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「多様な学びの活動からー子どもの学ぶ権利の保障をめぐって」
箕面こどもの森学園、NPO法人フォロー、NPO法人京田辺シュタイナー学校の3つの団体から話を聞きました。
これら3つのオルタナティブスクールやフリースクールの共通点は、学習計画や学校行事など全てを子どもたちが決めるということと、そこに通う子どもたちが自分らしくいられる居場所だと話を聞いていて感じました。
また、学内だけの活動ではなく地域の人や外部から人をよんで話を聞くこともたいせつにしていて、箕面こどもの森学園では障害を持つ方に来てもらいヘルパーさんを通して話を聞いたり、ホームレスの方に来てもらい支援を受けながらどんな生活をしているのかを聞くなどといったことも行っているという話をしてくれました。
公立の学校に通うことも1つの選択肢だけれど、必ずしもその選択を選ばなくてもいいということ、オルタナティブスクールやフリースクールのように公立の学校に居づらいと思っている子どもたちが自分からやりたいことを提案して実行する、自分らしくいられる、そんな場所があるんだよということをもっと多くの人に発信していきたいなと思いました。
(みなみ)
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NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン「貧困脱出ゲーム~きみの権利は守られているのか?~」
はじめに、フリー・ザ・チルドレンという団体ができたきっかけやUNDPによる貧困の定義などについて説明がありました。
説明のあとは、さっそく貧困脱出ゲームをしました。ゲームは、A~Eまでの5グループにわかれ、どんな人も自分が「10歳の子ども」という設定で、グループで協力していろんな出題に挑戦していくというものでした。
ゲーム終了後は、新しくグループをつくって、ゲームの内容や、やって感じたことを共有しました。話していくと、それぞれのグループで、出題されたものの難易度や内容が違っていたことを知りました。
そのあと、A~Bグループは絶対的貧困状態、Cは貧困状態、Dは安定的な暮らし、Eは富裕層という設定でそれに合わせて出題の難易度や条件が違っていたという解説がありました。
例えば、色つきのキャップを同じ色で塗られた場所に置くという出題に取り組むとき、目隠しをしなければならず周りのひともYes/Noしか答えてはいけなかったグループがあった一方で、わたしがいたEでは、目隠しがなかったのですぐにできたなどの違いがありました。
この分科会を通して、他のグループの条件を知るまで自分が条件に恵まれていると思わなかったことに気づき、自分の生活がよくもわるくも当たり前でないことを忘れないことが大事だなぁと思いました。また、富裕層だと言っても、簡単であるがゆえにみんなではなく誰かが代表で問題にクリアするのをみて 経済的に富裕層に属していてもその中で置いていかれるひともいるのではないかと思いました。帰ったら他のメンバーや友だちとも今日のことを共有したり、そもそも「貧困脱出」ってどんなことをいうのかを話してみたいと思います。
(あゆみ)
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「子どもの権利から”いじめ”を考える。」
自己紹介をした後、RE:プログラムさんが実際に小学校などで行っている授業を受けた。
本来100分かけて行う授業を30分で行ったのでかなりハイペースで進んだが、実際の教育の場の雰囲気を感じることが出来て良かった。この授業プログラムはいじめを予防するためのものである。当事者同士の問題と捉えられがちないじめであるが、全員が考えることが大事である。なのでこのプログラムは当事者以外の生徒にもいじめについて考えてもらえるように工夫しているそう。また、被害者のケアだけでなく、加害者のケアも必要であるそうだ。確かにいじめる側にも様々な事情がある。この原因が解決されない限り、いじめは繰り返される。その点でも加害者のケアは必要だ。すぐに解決される問題では無いからこそ、少しずつ子どたちの意識を変えて、いじめをなくすことは難しくても、減らしていくことができたらいいなと思う。
(めぐみ)