カンボジアだより
2015年08月7日
今日は、Traok村の子どもクラブのミーティングでした。
写真は、子どもたちが共同の貯金箱に自分のおこずかいを預けている様子です。
預けたお金は必要な時にだけ引き出します。
この活動は、無駄遣いを減らしお金の使い途をきちんと考えるトレーニングになります。
そして、子どもたち同士でお金を管理し、チェックしあう仕組みなので、連帯や協力の大切さを学ぶこともできます。
▼子どもクラブで貯金活動を開始した2014年7月の様子
http://www.c-rights.org/news/news4/post-178.html
現在は、7つの村の子どもクラブで貯金活動を続けています。一人の子どもが1回に貯金箱に預ける金額は200~500リエル(約5~15円)程でとても少額ですが、10名~20名のメンバーが1年間貯金し続けた結果、75ドル(約9000円)も貯まったという子どもクラブもあります。
タナオ・コミューンの人々の多くは、貧しさから収入を貯金にまわす余裕もなく、お金を計画的に使うという習慣も根付いていません。
子どもたちには、「お父さん・お母さんがみんなのために一生懸命働いてやっと得たお金なのだから、感謝を忘れずにね」というメッセージも伝えながら、貯金活動を励ましていきたいと思います。