カンボジアだより
2022年08月29日
当会は、カンボジアのスバイリエン州コンポンロー郡タナオコミューンにおいて、子どもの権利基盤型アプローチにもとづき、子どものエンパワーメント、おとなの能力強化、子どもとおとなの対話の制度化に取り組んできました。
軸となっている取組はピア・エデュケーション(※子どもたちの代表が学んだ知識をほかの子どもたちに伝え,活動を広めるもの)をつうじた子どもの権利普及活動です。
ピア・エデュケーターたちの主な活動場所は,当会が近隣寺院の敷地内に建設したチャイルド・フレンドリー・スペースですが、当会は,活動拠点を多様化させ、近隣3小学校(タナオ小学校・ポーマオン小学校・プレイロバ小学校)と連携し、学校のなかでも子どもの権利に関して学習する機会を設けてきました。
2020年はじめから始まった新型コロナウイルス感染症の流行のなか、カンボジアでは、2020年度以降,政府方針にもとづき、計2回、小中学校の完全ロックダウン、その前後で複数回の部分閉鎖が行なわれました(出典:UNESCO Institute for Statistics (2022) Country Dashboard, Global Monitoring of School Closures Caused by Covid 19)。
当会事業地の連携小学校3校でも同様で、少なくとも40週以上、学校閉鎖がつづきました。その間、校庭やトイレなどの学校施設が荒れ、改修が必要な状況となりました。そのため、2021年9月、支援を呼びかけ、とくに緊急性が高いトイレ改修のための寄付をお願いしました。おかげさまで、1校につき700ドル、3校で計2100ドルの改修費をまかなうことができ、2022年3月、改修工事を実施しました。
ご支援に対し、お礼を申し上げるとともに、現地の写真を公開します。
↑Before (改修工事中)
↑After (改修工事後)
以下は別の学校のもの。
↑Before (改修工事前)
↑After (改修工事後)
ぴかぴかのきれいなトイレが出来上がりました!
ご協力ありがとうございました。