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2019年03月22日
前回に続き、ピア・エデュケーターの家庭へ訪問した様子をご紹介します。
ネパール人インターンのジョシさんによる報告です。
もう1人のピア・エデュケーター(以下、PE)、チャンニの家を訪ねました。
彼女の家のお父さんはタイでテレビ設置の仕事をしています。カンボジアに帰るのは年に1回ですが、毎晩電話をしています。年に400ドルも送金してくれます。
お母さんは1年前にタイから帰ってきました。タイではエビなどの水産加工品工場で働いていましたが胃腸が悪くなってやめて帰国したそうです。この家はシナの家よりも豊かなように見えましたが、借金があるそうです。
チャンニは中学1年で、将来、先生になりたいそうです。
小学校5年生になった時からPEとして活動しています。一か月に1回くらい学校の休憩時間を利用して活動しています。
PEの活動をしていてつらいと感じたことは特に思い当たらないと話してくれました。活動が楽しいと感じるときは、友だちと会ったり、発表がうまくいったりしているときです。
チャンニにもPEをしていたお姉さんいましたが、彼女の影響も感じました。
お姉さんは、今は家を離れて隣の町でルームシェアをしながら高校で学んでいます。チャンニは身近な姉をロールモデルとして見ているように思いました。
チャンニも勉強をよく頑張っています。英語とコンピューターの勉強が好きなのですが私(ジョシ)の英語でのメッセージは少し難しかったようでした。今度はもう少し優しい言葉で話そうと思いました。チャンニはきっとこれからもっと英語も頑張ってくれると思うので、次に会うときにはそんなことは考えないでもいいかも知れません。今から彼女との再会が楽しみです。
今回の2つの家庭訪問で最も印象に残ったことは「子どもの権利」のパワーです。「子どもの権利」を知ることで、彼女たち自身はもちろんのこと、彼女たちの周りの人々が人生について肯定的な態度をとれるようになっていることです。今PEをしている彼女たちが、先輩のPEから良い影響を受けてやっていることにも意味を感じました。このようにプラスの連鎖が小さな村で続いていくことを心から願っています。
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