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2019年03月15日
前回、前々回に続き、シーライツインターン、ネパール人のジョシさんによるカンボジア事業見学に関する報告をご紹介します。
2月10日は早朝から英語の授業を参観しました。
小学校4年生から6年生の50人ほどの児童が基礎的な英単語を勉強していました。先生によると、彼らは1から100まで英語で数えることができ、曜日、月、年なども英語で言えるそうです。登録者の半分以上が簡単な英会話ができるそうです。このような良い変化が社会に起こっている一方、このように多くの子どもたちをたった一人で教えることが難しいと先生が述べていました。
授業参観後、2人のピア・エデュケーターの家庭訪問をしました。親たちは彼らの成長についてとても喜んでいるということが分かりました。(家庭訪問につて詳しくは次のブログで紹介したいと思います。)
家庭訪問の後、私達はスバイリエンからプノンペンに戻りました。
2月11日、カンボジアで活動している日本の様々な分野の専門家とランチミーティングを行いました。
専門家の中には、カンボジアの法務省のアドバイザ―である坂野一生さん、ハート・オブ・ゴールドというNGOの 手束耕治さんと国際ボランティアセンター山形(IVY)のカンボジア代表の松浦あゆみさんたちがいらっしゃいました。
皆さんは現在のカンボジアには様々な社会問題があるが、この国はほかの国から学び、いろいろな分野での成長の可能性が高いという意見で一致していました。
午後にはChild Rights Coalition Cambodia (CRC-Cambodia)の代表理事のSon Penhさんと彼の事務所で会いました。
彼はカンボジアにおける移民労働者の子どもに関する3つの大きな課題、学校中退のリスク、レイプのリスク(特に若い女の人達)、栄養欠乏のリスクについて話してくれました。これらの課題は国の司法制度への挑戦となっていますが、様々な団体と協力しこれらの問題を解決するためにアドボカシーをしつづけるそうです。
その後、夕方には中川教授と晩御飯を食べながらカンボジアにお住まいの先生のご経験について話しを伺うことができました。やはり実際に暮らしていらっしゃる先生の深い話を聞くとこの国では解決すべき課題が多くても、チャレンジし続けることが一番大事だと思いました。同じ日の夜遅く22:50の飛行機で日本に帰国しました。
私が見たカンボジアの人々は親切で、特に村では強いきずながあるのが分かりました。言語はクメール語が使われていました。英語は首都では通用しますが、村ではあまり使用されていませんでした。食べ物はネパールよりも安く、しかもおいしかったです。野菜やシーフードが多く健康的でした。物価は特に村では大変安かったです。今回訪れたときはベストシーズンらしく、暑くも寒くもなく、気温は30度前後で安定していました。
自分の母国、ネパールとの共通点も多くあると感じました。ネパールでは80%くらいがヒンズー教で、カンボジアでは95%くらいが仏教です。この2つの宗教の文化や価値観が似ていることが理由かなと思いました。
カンボジアでの私たちの使命はプロジェクトの進行をもっと理解することでしたのであまり観光する時間はなかったのですが、少し時間を作ってプノンペン周辺の有名な場所を訪れました。
以上、ジョシさんによる報告でした。
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