お知らせ
2009年08月9日
こんにちは。あっという間に春が過ぎ、蝉の大合唱に本格的な夏を感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?子どもたちは夏休みで毎日胸を躍らせているのではないでしょうか?さて今回のブログは、6月に行われました御堂筋ウォークの御報告です。
6月6日土曜日に、御堂筋ウォーク「めっちゃ学校行きたいねん!」を(特活)フリー・ザ・チルドレン・ジャパンと共に開催しました。この御堂筋ウォークは、国際労働機関(ILO)が定めた6月12日の「児童労働反対世界デー」に合わせて、児童労働について多くの方に知って頂き、考えて頂きたいという思いで大阪の御堂筋を行進し、道行く方々に児童労働の禁止と教育の機会を訴えるための催しです。そして3回目となる今年は、大人の方とお子様合わせて40名もの方が参加してくださいました。
当日は真っ青な空が一面に広がる快晴となり、「ストップ、ストップ、児童労働! 子どもたちには教育を!」の掛け声と共に、大人の方とお子様も元気よく行進されました。そしてなんと今年は「労働に従事している子どもの気持ちになりきって、街行く人にアピールしよう!」とのアイディアで、子ども兵やスカベンジャー(ごみやくずを拾い集めて生活する人)、農作業や水くみなどの手伝いなど、各自準備されたコスチュームをまとわれ、手作りの銃や水がめ、野菜などの小道具を携えられました。
そして今年はウォーク終了後、参加者同士のつながりも作ろうと交流会を行いました。ウォークの達成感と同じ問題意識を持たれているということで、出席された方は世代を超えてすぐに打ち解けられ、お話しされていました。何より同じ問題を共有されたこと、そしてここでの出会いを次につながれたことなど価値ある会となりました。
ウォーク達成後、「歩ききった、そして思いを伝えることができた」ということで、参加者の方のお顔がいきいきとされていたのがとても印象的でした。そしてウォークに参加されたことによって児童労働について考えられるきっかけになられたこと、同じ問題意識を持たれた方と出会い、問題を共有されたことなど、参加者御自身にもそれぞれ収穫がおありになったようで、とても充実したウォークとなりました。
まだまだ日本では児童労働に対する関心が低く、「この商品はどの様な人たちによってどう作られたのか」を意識される方は少ないのではないでしょうか?しかしたとえ御存知なくても、もしその商品が子どもたちの手によって作られた物だとしたら、私たちに無関係な問題では無いはずです。そして私たちの無関心が未だに児童労働が無くならない原因の一つであると考えられます。世界中の子どもたちが子どもらしい生活を送ることができるよう、これからも多くの方に児童労働について知って頂き、御自分にも関係する共通の問題として考えて頂けるよう、声を上げて伝えていきたいと思います。
尚、ウォークの模様(準備→行進→記念撮影)は動画で御覧頂けます。
こちらからどうぞ⇒ウォーク(ブログ).wmv
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