報告
2017年05月23日
2017年5月20日、神奈川県大和市にて、長年シーライツの活動を支援してくださっているWE21大和さんを対象に、カンボジアでの活動を中心に活動報告を行いました。
天気の良い晴れた午後、10名弱の参加者の方を対象に、シーライツ代表理事の甲斐田万智子により約1時間半にわたり活動報告と質疑応答を行いました。
家事使用人として働く女の子、船員として行き先もわからない船に乗せられる男の子、レンガ工場で危険な仕事に従事する子どもたち。
様々な状況の子どもたちが、なぜ人身売買の被害にあってしまったのか。具体的な事例を写真や動画とともに紹介しました。
過酷な状況にある子どもたちの現実に、参加者のみなさんも険しい表情に。
けれど活動報告の後半では、厳しい現実を改善するためにシーライツがどのように取り組んでいるのか具体的な活動をお伝えすることで、少しずつ会場の空気が明るくなっていきます。
カンボジアのタナオコミューンのピア・エデュケーター(子どもたちの代表)の活躍を写真や動画を交えて紹介しました。
報告の後には参加者の方からたくさんの質問、コメントをいただくことができました。
実際にカンボジアでスーライツの活動を視察されたことがある方からは、ピア・エデュケーターの子どもたちがとても堂々と活動していたことが印象深い、というコメントが寄せられました。
また、カンボジアでの事業の成果と日本国内の状況を比べると、子どもの権利の普及についてはむしろ日本は遅れているところもあるのでは、という意見交換も行われました。
「カンボジアの子どもたち」を中心に活動報告を行いましたが、最後には日本国内の子どもの状況も参加者の方と一緒に考えられる機会となり、充実した活動報告会となりました。
参加してくださったみなさんの、子どもたちへの思い、よりよい社会にしていきたいと願う熱い思いに、力をいただきました。
シーライツでは、これからもカンボジアの子どもたちを含む、すべての子どもたちの権利が実現される世界を目指し、活動を続けていきます。
事務局・奥山桂子
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