報告
2008年06月11日
2007年度に行った事業の報告第3弾です。今回は、子どもの性的搾取を防止するための学校における子どもの権利教育の推進を評価するワークショップの報告をいたします。
事業名:子どもの権利教育事業の評価ワークショップ
実施期間:2008年3月13日から2008年3月14日
実施場所:カンボジア カンダール州、コンポンチャム州、シエムリアップ州
目標:3つの州の学校で子どもの権利教育を進める上での成果と課題を話し合い、将来に向けて計画を立てる
シーライツのパートナー団体の子ども権利基金(以下CRF)は、学校における子どもの権利教育を進めており、その中で子どもたちが自分たちと友達を性的搾取、人身売買から守ることができるようにすることを重視しています。そして、その推進にあたっては、教員養成校と州の教育局がワーキンググループをつくって教員の養成や子どもが参加できる体制づくりをしています。今回、CRFと協働で過去3年間にわたってカンダール州とコンポンチャム州、およびシエムリアップ州で行ってきたその事業を振り返り、今後どのようにこの事業を進めていけばいいかの評価ワークショップを実施しました。それぞれの州から作業部会のリーダーをつとめる州教育事務所の次長などが参加し、教員養成校の校長先生、カンボジア事務所スタッフも含め合計17名が参加しました。
その結果、ワーキンググループのメンバーとしてかかわっている各州の教育局の職員はそれぞれ成功点や課題を話し合い、共有することができ、さらに子どもたちを守る権利教育を進めていく意義や戦略を見出し、その計画を立てることができました。
課題としては、子どもの性的搾取を防止する子どもの権利教育を学校でさらに進めていくために、子どもクラブの子どもたちが主体となって子どもの権利を普及していけるようにすることが重要とされました。
この事業は、大阪聖パウロ教会と東京都から助成を受けたほか、多くの方々からのご寄付により実施することができました。ご支援くださった皆さま、どうもありがとうございました。引き続き、2008年度もどうぞよろしくお願いいたします。
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