報告
2017年06月1日
2017年5月29日、特定非営利活動法人ACE(以下、ACE)の東京事務所にてACEのスタッフのみなさんを対象に「子どもの権利研修」を実施しました。
ACEは「世界の子どもを児童労働から守る」ことを目指し活動するNGOです。
ACEのホームページはこちら
「子どもの権利」を大切にしながら活動しているACEとシーライツ。日々の活動を子どもの権利の視点で実施するための参加型の研修を実施しました。
最初はチーム対抗ビンゴゲームで「子どもの権利」の基本的な知識を確認します。
次にシーライツのカンボジアの事業地でも実際に活用されている「子どもの権利カード」を使って、どんな権利があるのか具体的なイラストを見ながら一緒に考えました。
そして、「なぜ子どもの権利が大事だと思うか」について、参加者の方それぞれに意見を出してもらいました。
グループに分かれて書いた内容を発表します。
日々、児童労働をなくすために取り組むACEのみなさんからは、思いのこもった意見が次々と出されていきます。
様々な意見がでるなかで、参加者全員で確認したことは「子どもたちは未来を担うから大切な存在なのではなく、今、子どもであっても社会の中で必要な存在なんだ」ということでした。
その後は、参加者の方が子どもの頃に経験した「子ども参加」の経験を共有しあいながら、「子ども参加」の在り方について考えました。
最後は、どうしたら子どもたちが力を発揮できるかをみんなで話し合いました。
2時間という長い研修でしたが、ACEのみなさんはずっと熱心に取り組んでくださいました。
研修後には
「子どもの権利を実現していくことがより良い社会にしていくうえで大事」
「子どもだけではなく自分もエンパワーされると実感した」
「子どもはパートナーなのだと知ることができた」
「子どもの権利条約の内容をもっと細かく知りたいと思った」
などの感想をいただくことができました。
これからもシーライツは研修や講演会などを通じて、子どもの権利普及のために活動していきます。
事務局・奥山桂子
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