お知らせ

今年もご支援、ありがとうございました

報告

2010年12月26日

 

今年もシーライツにご理解・ご支援をどうもありがとうございました!

おかげさまで、今年は認定NPO法人を取得することができ、2010年5月16日より、シーライツへのご寄付は「特定寄付金」とみなされ、寄付金控除が受けられるようになりました。個人であれば所得税や相続税が、法人であれば法人税が優遇されます。(詳細は、こちらをご覧ください)

今年はスバイリエン州で新たに4つの地域(コミューン)で活動を開始し、児童労働や子どもの人身売買をなくすための学校を拠点とした子どものネットワークを10、地域のリーダーのネットワークを4つ新たにつくることができました。
2006年からスバイリエンで始めた活動の結果、これで学校のネットワークは合計40になり、ネットワークメンバーの子どもたちの数は426人になりました。また、地域のネットワークの数は11になり、ネットワークメンバーの地域リーダーの数は278人になりました。こうしたメンバーたちのおかげで、これまで地域住民や子どもたち27,772人に子どもの人身売買などの知識を伝えることができました。また、2006年以来、牛を支給し、家庭菜園の技術支援をおこなった家族は合計85家族になり、学用品やお米を支援できた少女たちの数はのべ320人になりました。

カンボジアのストリートチルドレンを守る活動においては、旅行者向けのリーフレット(トラベラーガイド)を4万部印刷し、大使館などの協力を得て、この冬から春にかけて旅行する人たちに向け配布しています。

また、アフェシップで職業訓練を受ける女性や洋裁で自立した生活をあゆむ女性たちには保育室を運営することで支援を継続することができました。以下は、応援した一人の女性の声です。

「子どもを世話してくれる親や親戚が近くにいないので子育てが大変ですが、経験豊富な保育士のソーダさんが母親のように面倒を見てくれるのでとても助かります。毎日子どもの笑い声を聞きながら、安心して仕事をすることができ、平和で温かく幸せな時間を過ごすことができています。仕事に集中できるだけでなく、子どもが健康で日々賢く成長していくのを見ることができることは、この上なく嬉しい贈り物です。」

来年も役員、スタッフ一同、カンボジアの子どもたちを守るために一生懸命活動してまいりますので、どうぞ引き続きご支援、ご協力をお願いいたします。

国際子ども権利センター代表理事 甲斐田万智子

子どもの権利についての研修や人身売買・児童労働に関する子ども向けの啓発に必要な文房具を配布することができます。

童話や物語の本を5冊購入し、本が傷まないように補強してから図書室に届けることができます。

村の清掃と衛生について学ぶ「ゴミ拾いキャンペーン」を1回開催することができます。