お知らせ

【報告】大阪での代表理事・甲斐田万智子帰国報告会

報告

2010年10月21日

 

9月24日(金)大阪で「私の出会ったカンボジアの子どもたち」と題して帰国報告会を開きました。出会った子どもたちの様子をお話したあと、グループに分かれて、以下のテーマについて話し合っていただきました。

① あなたが旅行先で物乞いの子どもに会って、「お金ください」と言われたら、どうしますか?
② あなたが旅行先で、みやげ物や食べ物を売っている子どもに「買ってください」と言われたらどうしますか?
③ あなたが旅行先で外国人がストリートチルドレンらしき子どもを連れて、ホテルに入っているのを見たらどうしますか?
④ 働く子どもたちが学校に行ったりして子どもの権利が守られるようにするために私たちに何ができるでしょうか?

DSCF1963.jpg

その後、カンボジアの子どもを守る7つのヒントが書かれているトラベラーガイドについて紹介しました。以下は、参加者からの感想です。

◇先日も甲斐田さんのお話を聞きにきましたが、もう少し知りたいと思い、参加させて頂きました。私は10月に1人でカンボジアに行く予定ですが、カンボジアで行われている人身売買、性的搾取、その他の過酷な労働について、先日までほとんど知りませんでした。ニュースや新聞は毎日見ていても、こういった情報はうもれていて、通常世の中には出回っていません。今回の講義を受けて、やはり正確な情報を知ることが大事だと感じました。情報を知らなければ、きっと子供達から物を買い、かわいそうとお金を渡し、目の前でホテルに連れていかれる子がいても、きっと気づかないし、何が起こってるかわからないでいたと思います。ただ、今はこういった知識を得ることで、自分なりにどうしたら良いかを考え、行動に移すことが出来ます。こういった機会を作って下さりここに来れて本当に良かったです。ありがとうございました!!

◇自身のアジア旅行で見たものや、映画、本で見たものからあってはいけない状況だ!!と思い、思いながら何ができるだろう?ただ寄付するだけでは何か他人事に感じる…と思っていました。
ここへ来て多くのそういう思いをもった仲間がいる事が嬉しく、これからもいろいろ知りながら関わっていきたいと思いました。ありがとうございました。

◇ストリートチルドレンを助けるネットワークを広げ、旅行者にその利用をすすめるという活動は、自分にとって新鮮で、たいへん興味深い。
現地での活動は、たいへん苦労の多いものだと思う。
広める苦労や、実際に旅行者が利用してどう思ったかも聞いてみたかった。
自身もアンコール遺跡で、「子どもから絵ハガキを買うか?」を考えて、カンボジアについて勉強するようになった。良い刺激をもらいました。

◇細かい数字やデータを使って説明していただき、とても状況が伝わってきました。物ごいや物売りの子どもたちを見かけることに慣れてしまっていましたが、あらためて、現状を考えるきっかけになりました。
1人にできることは小さいですが、それぞれが考えていくことが大切だと思いました。

子どもの権利についての研修や人身売買・児童労働に関する子ども向けの啓発に必要な文房具を配布することができます。

童話や物語の本を5冊購入し、本が傷まないように補強してから図書室に届けることができます。

村の清掃と衛生について学ぶ「ゴミ拾いキャンペーン」を1回開催することができます。