報告
2012年09月21日
2012年8月21日から27日まで、カンボジア・スタディツアーを実施しました。
今回の参加者は、大学生8名、社会人1名の合計9名。
8月21日から24日は、首都プノンペンに滞在しました。
全員、カンボジア訪問は初めてということで、シーライツ・カンボジア事務所駐在スタッフ・上田美紀よりカンボジアのことやシーライツの活動について、お話させていただきました。
カンボジアの内戦の歴史を知るため、「キリングフィールド」と「トゥールスレン博物館」を訪問しました。
(写真は多くの人が殺害され、埋葬されたキリングフィールド)
子どもや女性を保護し、さまざまなかたちで支援するシーライツのパートナーNGOを3ヵ所訪問しました。
自らも強制的に買春宿で働かされていたソマリー・マムさんが、同じ境遇に苦しむ少女たちを支援するために設立したNGO・アフェシップ。買春宿から少女たちを救出する活動や、救出後の心身のケア、社会復帰のための支援についてのお話を聞きました。
アフェシップで洋裁の職業訓練を終え、自立した女性たちが働く洋裁店のアフェシップ・フェアファッション。シーライツは、子どもを持つ女性が安心して仕事に集中できるようにとお店の一室に設けられた保育室の運営を支援しています。
ストリートチルドレンを支援するNGO・フレンズ・インターナショナルでは、地域の大人が協力して子どもたちを守ろうという活動(チャイルドセーフ・ネットワーク活動)について、お話を聞きました。
フレンズが実施するトレーニングを受け、子どもを守る活動にとても積極的なバイクタクシーの運転手さんにもインタビューをしました。
人身売買や性的搾取、DV、貧困などの様々な問題で被害を受け、家族と一緒に暮らすことができない少女たちが暮らすNGO・HCCの施設、グッデイセンターを訪問。少女たちと一緒に食事をしたり、ゲームをして交流しました。
プノンペン郊外のスラムで貯蓄組合をつくり、グループのメンバーで協力しながら貧困を改善しようとするHCCのもう一つの活動も見学しました。
8月25日から26日は、世界遺産・アンコール遺跡のあるシェムリアップに滞在しました。
伝統舞踊のアプサラダンスを鑑賞したり、アンコール・ワット、アンコール・トムを見学しました。
「ツアーに参加して人生観が変わりました」、「日本に帰ったら、たくさんの人にカンボジアのNGOの活動を知らせたいと思います」、「これから、自分にできる支援について考えてみます」など、参加者の皆さんからの感想が届きました。
シーライツの会報誌『C-Rights Newsletter 80号』でも参加者の感想文をご紹介する予定です。
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