報告
2023年09月14日
こんにちは。C-Rightsインターンの大場彩香です。中学3年生と子どもの権利かるたワークショップの授業をして、オリジナルかるたを作ってもらいました。
日時 2023年6月27日
場所 文京学院大学女子中学校
参加者 文京学院大学女子中学校3年生3クラス
実施者 シーライツボランティア・インターン11名(甲斐田万智子ゼミ生)
活動内容 かるたワークショップ授業
<活動報告>
6月27日の3限、5限、6限の時間に文京学院大学女子中学校3年生のみなさんとかるたのワークショップを行ないました。授業の流れとしてはまずC-Rightsメンバーがゼミナールの活動内容やかるたの制作の経緯と、子どもの権利について説明しました。そのあと、実際にかるたで遊びました。その後、かるたで遊んだ感想をグループ内で共有し、かるたを通して学んだ権利や気になったかるた、友達に伝えたいかるたを選んでもらいました。そして最後にオリジナルかるたを作成し、クラス全体で発表してもらいました。
5人程度のグループに分かれてワークショップを行った際に、かるたを取るのを遠慮してしまうグループもありましたが、それぞれ担当のグループについていた私たちの仲間がその様子を見て声かけをし、どのグループも楽しめるように協力しあいました。その後のオリジナルかるた作りでは、何人かの生徒が考えつくのに苦労している印象を受けたため、かるたの読み札を用いて「給食を完食しなければならない、のようにみんなにとって身近で想像しやすい例もあるよね」などと声かけをして、中学生が子どもの権利についてイメージしやすいように心がけました。
ワークショップを実施するにあたってよかった点は、中学生と事前に進行について打ち合わせを行うことができたことです。昨年、先輩たちが行なったワークショップの流れなども参考にし、中学生と打ち合わせした内容をボランティアメンバー全体で共有したことで当日の流れや時間配分を決めることができました。
改善点としては、今回のオリジナルかるたづくりのようになかなか案が出ない時の声かけや雰囲気づくりが挙げられます。一緒にかるたづくりをして同じ目線で考えてみたり、中学生から様々な意見や考えを引き出せるように発言しやすい雰囲気を作ったりすることが大事であると思いました。ですが、最初は書くのに苦労していた生徒さんたちも私たち大学生からのアドバイスなどを受け、次々にオリジナルかるたを完成させることができ、クラス全体での発表でも読み上げることができていました。
子どもたちのオリジナルかるたには、「大人の言う事は絶対に聞かないといけないの?」「髪型も自分たちの個性だよ」「その校則なんのためにあるの?」「好きなこと、やりたいこと、何でもやろうよ」などの中学生ならではの様々な声を聞くことができました。特に、意見を表す権利や、表現の自由、遊ぶ権利などに関するオリジナルかるたが多く、「年齢や立場に関係なく自分の意見を言ってもよい」、「ありのままの自分でいい」ということを学べたのではと思います。かるたで遊ぶことを通じて、子どもの権利について知り、中学生がそれぞれ自分なりの考えを持ち、声を上げる機会になったのではないかと思います。
<中学生の感想>
Q.今日の授業の良かったところは?
・かるたをする時や、オリジナルかるたをする時に、大学生の方達がサポートしてくださったこと。子供の権利について分かりやすく説明してくださったこと。
・大学生と一緒に楽しく学べて良かった。
・かるたをやりながら知れたから、すごく楽しかった。
・大学生の皆さんが親切で分かりやすかった。
・かるたまたやりたくなった。
・自分で作ったかるたをみんなの前で発表して、みんなに「おー」と言われてすごく嬉しかったです。
・子どもの権利を楽しく学べた。
Q.これからの生活に生かしていきたいことは?
・1人で抱え込まないで相談する。
・まわりの人の意見を聞いて、人それぞれの個性を活かしたい。
・それぞれの生き方を尊重したい。また、辛い思いや苦しい思いをしている人たちを支えてあげられるようなことをしたい。
・子供の権利を親やの周りの人達に伝えて、大人にも街構っていることは間違っていると言えるようになりたい。
・困っている友達がいたら、一言でも声を掛けてあげようとおもった。
・子供の権利をたくさんの大人に教える。私たちの親にも、このような権利があるということを伝えたい。
・私がもし、理不尽な目にあった時に使いたい。
・子どもの権利を知った上で、しっかりと自分の意見を言えるようにしていきたい。
・もっと自分の意見を、大人にも言おうと思った。
・ありのままの自分で生きていきたい。
・自分の意見も大切にしたいけど、まわりの意見も大切にしたい。
・子供の権利を他の人に広めて子供の意見をちゃんと聞く世界にしたい。
・自分が大人になった時、子供の気持ちを理解できるような人になりたいです。
・無意識な差別的な行動に気をつけるようにしたいと思いました。
・周りに困っている人がいたら、自分から声をかけようと思った。
・自分の意見を大人にもって言っていいと分かった。
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