お知らせ

『考えよう人権 築こう人権』~子どもの声を聴こう、そして一緒に考えよう~、市民のつどいにて講演会を実施しました!

報告

2024年03月12日

 

こんにちは! C-Rightインターンの川島杏心です。今回は、2月17日(土)に、滋賀県野洲市で開催され、甲斐田万智子代表理事が登壇した「市民のつどい」について報告をします。このイベントは、滋賀県野洲市にて人権尊重のめざす市民のつどい実行委員会の主催で開かれ、甲斐田代表は、「子どもの声を聴くことはなぜ、大切なのか~こども基本法によって求められている子どもの権利実現~と題して基調講演をしました。

日時⇒ 2月17日 土曜日

場所⇒ シライシアター野洲(野洲文化ホール)

内容⇒ 甲斐田の講演と授賞した子どもたちの人権に関する詩、作文、標語などの発表と授賞式

講演の様子①

〈活動報告〉

野洲市では、人権尊重のまちづくりに関する条例や人権尊重のまち宣言があります。内容の中に「人権とは、人間が幸せに生きていく権利で、すべての人が生まれながらにして持っている権利」とありました。子どもの権利を実現する上で人権についてのこのような考えを市が広めていくことはとても重要だと思いました。

〈甲斐田万智子 代表理事のコメント〉

今回のイベントは、『考えよう人権 築こう人権』~子どもの声を聴こう・一緒に考えよう~をテーマに、子どもたちの参加もありました。そのため、子どもの声を聴くことの大切さを強調し、お話させていただきました。

子どもたちが自ら人権について考えながら創作して表現するのは、子どもの権利条約第13条の表現する権利を使っていて素晴らしいと思いました。

特に以下の詩2つは、おとなが勝手に子どもの生き方について期待することや、男らしく女らしくと固定的に考える社会のジェンダーバイアスに対して、自分の思うがままに生きたいという自分の気持ちを表現した素敵な詩だと思いました。

残念ながら、滋賀県ではいまだに部落差別があったり、YouTubeでヘイトスピーチがなされたりしているといいます。子どもの権利条約に子どもは差別されない権利(第2条)が定められていますが、こうしたことをなくすためにも差別禁止法が必要であることを改めて感じました。

講演の様子②

〈当日紹介された子どもたちによる人権に関する詩・標語を一部ご紹介します〉

・「ぼくの道」小学6年生

ぼくは小学6年生 身長が百七十センチメートルある しゅみはピアノをひくこと

大人の人からよく 「何かスポーツやっているの。」 ときかれる。

ぼくが、「何もやってない。」 と答えると、

「、、、、、えぇ、もったいない、体が大きいのに。」

ぼくがやりたいことは音楽なのにー、

ぼくはぼくの道を進む。

  • 「おかしくないよ」 小学4年生

男の子がハットの形のぼうしをかぶっていた、

それを見た人がクスッと笑った、

女の子がキャップ形のぼうしをかぶっていた、全ぜんおかしくないのにな、

女の子が男の子のようなことをしたって、

男の子が女の子のようなことをしたって、

なんにも全ぜんおかしくない。なんにも全ぜんおかしくない。

・中学生1年生

「一言で 助けられるか 失うか」

発表された子どもの作品①

発表された子どもの作品②

発表された子どもの作品③

子どもの権利についての研修や人身売買・児童労働に関する子ども向けの啓発に必要な文房具を配布することができます。

童話や物語の本を5冊購入し、本が傷まないように補強してから図書室に届けることができます。

村の清掃と衛生について学ぶ「ゴミ拾いキャンペーン」を1回開催することができます。