お知らせ
2008年06月18日
梅雨入りにもかかわらずしばらく好天が続いていますね。
6月15日に開催された
子どもの権利条約普及連続講座第一回
「わたしが学校に行かずに働くわけ」
~カンボジアの子どもたち~
は2名の方に新しくボランティアとして加わっていただけたのをはじめ、20名近くの方に参加していただくことができました。
ご参加いただきありがとうございます。
また、何名かの方に「申込が講座直前になってしまったが大丈夫か」という
お問い合わせをいただきましたが、
事務所の開所が毎週水曜日の13時~18時のため、
迅速な対応ができずに参加を見送られた方がいらっしゃり、
大変残念に思っています。
人数の把握や準備の為に参加前には申込をお願いしていますが、
当日の飛び入り参加もほとんどの場合大丈夫ですので、
一人でも多くの方の参加をお待ちしています。
大阪事務所だよりでは、6月15日の講座に関連して
1. カンボジアってどんな国?
2. カンボジアの現状はどうなってるの?
3. 子どもの権利条約ってなーに?
の3部に分けて配信していきます。
今回は、1のカンボジアとはどんな国なのかについて、私、緑門から書かせていただきます。
普段日本で生活している中で、カンボジアについて耳にする機会って少ないですよね。
カンボジアは、正式名称をカンボジア王国(Kingdom of Cambodia)といい、
インドシナ半島の中でタイの東・ラオスの南・ベトナムの西に位置します。
出展: 外務省ホームページ http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/cambodia/index.html
国の中心にはメコン川が流れ、古くから農業が発展してきました。
1970年代からの22年間は、政府の経済政策の失敗やクーデター、隣国ベトナム戦争の影響を受け、カンボジアでは戦乱の時代が続きます。
特に1975年から1979年にかけてのポル・ポト政権(クメール・ルージュ政権)下では
政府が急激な共産主義の政策を打ち出し、カンボジアの伝統的社会制度は崩壊してしまいます。
政策に従わないものは拷問を受け、処刑されました。
その数は、1700万人に上ると言われています。
カンボジアの人口ピラミッドを見てみると、不自然に人口の少ない年代があることがわかりますね。
ポル・ポト政権の落とした暗い影が、今でもはっきりと見て取れます。
出展:(財)統計情報研究開発センター発行「ESTRELA」平成18 年9 月号掲載 カンボジアの人口ピラミッド 総務省統計研修所研究官室 西文 彦1998年
1991年にパリ和平協定が結ばれ、翌年には国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)が活動を開始しました。
20年以上に渡る混乱の後、カンボジアは立ち直ろうとしています。
次号のブログでは、カンボジアが現在どのような状況にあるのか。
特に働く子どもたちの視点からお伝えしようと思います。
お楽しみに!
*次回イベント予告*
7月11日(金)には、子どもの権利条約普及連続講座第二回として『エイズと薬物の被害を受けるカンボジアと世界の子どもたち~どうしたら子どもの権利を守れるか~』が開催されます。
新著『子どもに寄り添う カンボジア・薬物・エイズ、人身売買との闘い』を出版されたばかりのジャーナリスト、工藤律子さん(ストリートチルドレンを考える会共同代表)から、取材したエイズや薬物の被害に遭っているカンボジアの子どもたちについて、他国と比較しながらお話していただきます。
その後、甲斐田万智子(シーライツ代表理事)と藤井浩子(シーライツ副代表理事)が子どもの権利についてお話しします。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.c-rights.org/2008/06/711.html
*次号ブログ予告*
来週水曜日は6月15日の講座の内容により近づき、
カンボジアの現状を子どもに焦点を当ててお届けします。
お楽しみに!
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こちらまでお気軽にお寄せください。
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文責:緑門
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