お知らせ

SDGs教材シリーズ“「世界の子ども権利かるた」―みんなで知ろう! わたしたちのチャイルドライツ―”の発売を3/11(金)に開始します!

お知らせ

2022年03月6日

 

みなさま、こんにちは。シーライツインターンの土田です。

いつもシーライツの活動を応援してくださり、どうもありがとうございます!

 

この度、代表の甲斐田万智子が監修し、文京学院大学外国語学部3年生6名がシーライツのインターンとして制作した、SDGs教材シリーズ “「世界の子ども権利かるた」-みんなで知ろう! わたしたちのチャイルドライツ-”が合同出版より発売されます。

 

<今回発売される「世界子どもの権利かるた」>

 

 

様々な方々のご協力の下で推敲を重ね、完成した「世界の子ども権利かるた」には、以下のようなメッセージが込められています。

 

※かるた制作の一環として「子どもの権利条約フォーラム2021inかわさき」でワークショップを実施したときの様子は、こちらからご覧いただけます。

http://www.c-rights.org/news/news3/20211213.html

 

 

【「世界の子ども権利かるた」に込められたメッセージ】

特につらい思いをしている子どもたちに向けて「休んでもいい」「逃げてもいい」「相談してほしい」 「声を上げてほしい」

 

◆女の子であること、性的マイノリティであることや見た目の違いがあるために、差別を受けていたり、無意識に差別的な行動をしたりする子どもに気づいてもらいたい、性的被害や暴力にあっている子どもに「No と言ってほしい」

 

◆いろいろなアイデアを持ち、社会をよりよいものにしようとする子どもに、意見を言って問題解決に参加してほしい

 

◆普段なかなか知ることのできない世界の子どもたちの状況も、権利をきっかけにしてほしい

 

<「世界子どもの権利かるた」の読み札と絵札>

 

 

【制作したインターンより】

かるたの読み札作成にあたり、子どもたちの視点で考えるということに重点をおきました。川崎にあるフリースペースえんに行き、子ども達と遊ぶ中で、子どもの気持ちを知り、一緒に言葉を考え、かるたのメッセージについての意見を聞いたりしました。子どもたちや職員の方など、様々な人に支えられた結果、みんなの想いが詰まったかるたになりました。この経験を通じて、子ども達が抱えている問題は小さく思えるものでも見逃してはいけないこと、子どもの声に耳を傾け、共に変化していかなければならないということを学びました。そのために、このかるたを通して子どもの権利が少しでも浸透することを願っています。

 

<インターンがフリースペース・えんを訪問した時の様子>

 

 

【シーライツ代表甲斐田より】

SDGs(持続可能な開発目標)では、誰ひとり取り残さないというスローガンを掲げていますが、子どもたち、特にマイノリティの子どもたちは、その声を十分に聞いてもらえていないかもしれません。どの子どももつらいとき、嫌な思いをしたときに1人で悩まずに「助けて」「ノー」と言えることを子どもの権利かるたを通じて知ってほしいという願いをこめて作りました。また、学生たちは、子どもたちの声を聴きながら、悩みながら思いをこめて読み札を作っていました。学んだことを社会に出てからも活かしてくれると思います。なお、印税は、現在、設置されようとしているこども家庭庁や子ども基本法に子どもの権利を盛り込むことや、子どもの権利普及活動に使われます。

 

 

 

日本で「子ども権利条約」が採択されたのは1994年です。28年の間に様々な施策が講じられてきた一方で、「子どもの権利」について知らないという声も良く耳にします。また、知っていたとしても、自分とのつながりを見いだせていない子どもや、敷居の高さを感じているおとなも多いのではないでしょうか。かるた遊びを通じて、「子どもの権利」が子どもにとっても、おとなにとっても身近なものになればと思います。また、子どもたちが実生活で困難や違和感に直面したときに、「世界の子ども権利かるたに、こんなことが書いてあったな」と思い起こしてもらえれば幸いです。

 

 

【商品情報】

◆タイトル:SDGs教材シリーズ「世界の子ども権利かるた」―みんなで知ろう! わたしたちのチャイルドライツ―

 

◆発売日:2022年3月11日(金)

 

◆定価:3,740円(税込み)

 

◆監修者:甲斐田万智子(シーライツ代表理事)

 

◆制作:シーライツインターン6名(文教学院大学外国語学部3年生 石川琳、

岡田早悠里、栗原麻衣、鈴木裕奈、山地茉佑奈、渡部咲)

 

◆イラスト:水乃みのる

 

◆協力:西野博之(認定 NPO 法人フリースペースたまりば理事長)

“フリースペース・えん”のスタッフと子どもたち

千葉大学大学院社会科学研究院 小川玲子ゼミ生

文京区の“さきちゃんち”でつながった子どもとおとなたち

田中恭子(国立成育医療研究センター こころの診療部診療部長)

 

◆発行:合同出版株式会社

 

◆初版部数:3,000セット

 

 

【インターネットでの購入はこちらから】

◆合同出版 https://www.godo-shuppan.co.jp/book/b598177.html

 

◆版元ドットコム http://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784772655033

 

子どもの権利についての研修や人身売買・児童労働に関する子ども向けの啓発に必要な文房具を配布することができます。

童話や物語の本を5冊購入し、本が傷まないように補強してから図書室に届けることができます。

村の清掃と衛生について学ぶ「ゴミ拾いキャンペーン」を1回開催することができます。