お知らせ

【イベント報告】 何もしないことは、賛成しているのと同じ状態である。(痴漢暴力に悩んでいない? 身近な性暴力問題勉強会)

お知らせ

2020年02月6日

 

シーライツ・インターンの北村です。

 

 

今回は、去年東京にある文京学院大学で12月10日に行われた「ジェンダーに基づく暴力16日間キャンペーン 痴漢暴力に悩んでいない? 身近な性暴力問題勉強会」(主催:アジア女性資料センター)についてご報告いたします。

 

11月25日(女性に対する暴力撤廃デー)から12月10日(国際人権デー)までの16日間、ジェンダーに基づく暴力をなくすためのあらゆる取り組みが行われており、その一環で、このイベントが開催されました。約30人ほどの人が参加していました。

 

まずは、警察が作成した痴漢の罪の重さや危険性を訴えた複数のポスターを、4~5人のグループで見比べて、印象や問題点について話し合いました。そのあと、ほかのグループとそれらを共有しました。痴漢がいけないことであることをアニメのキャラクターを起用して伝えているポスターに対して、「痴漢が問題であることが分かりにくい。」という意見がでました。また「痴漢に遭ったら声をあげて、周りに助けを求めてください」というポスターへは、実際は恐怖で声を出すことができないのではないかという意見が多くありました。

 

次に、ゲスト講師である、シーライツ代表理事の甲斐田万智子が、痴漢以外も含めた女性や子どもに対する性暴力に対して、世界が女性差別撤廃条約や子どもの権利条約で人権侵害を禁止してきたという歴史や、それに逆行している日本の現状を説明しました。

 

このイベントに参加して分かったことですが、たった3人しか男性がいませんでした。圧倒的に女性が痴漢の被害に遭うことが多いため、参加者に女性が多いと思い、参加をためらったのかもしれません。しかしながら、痴漢・DV・セクハラといった問題の根源には、男尊女卑という価値観が必ず存在しています。男女がどんな状況でも平等に生きるためには、傍観者や無関心の人もサバイバー(自分が被った権利侵害の実態を社会に伝える人)に協力しなければ、ジェンダー平等は実現しません。特に男性は、ジェンダー=女性という考えは一刻もなくすべきです。では、何をすべきなのでしょうか? それは、同じ意見を持っている人で集まったり、今回のようなイベントに参加したりすることです。男性も女性と一緒に声を挙げることで、ジェンダー問題に無関心なほかの男性や役人の方に、自分たちの意見を聴いてもらいやすくなります。今回は、貴重な男性の方と意見交換ができてよかったです。次回は、もっと多くの男性を誘って、さらに多様な意見をいただきたいです。

 

※今回は、写真は撮影をしておりませんでしたので、掲載はございません。

子どもの権利についての研修や人身売買・児童労働に関する子ども向けの啓発に必要な文房具を配布することができます。

童話や物語の本を5冊購入し、本が傷まないように補強してから図書室に届けることができます。

村の清掃と衛生について学ぶ「ゴミ拾いキャンペーン」を1回開催することができます。

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シーライツ・インターンの北村です。

 

 

今回は、去年東京にある文京学院大学で12月10日に行われた「ジェンダーに基づく暴力16日間キャンペーン 痴漢暴力に悩んでいない? 身近な性暴力問題勉強会」(主催:アジア女性資料センター)についてご報告いたします。

 

11月25日(女性に対する暴力撤廃デー)から12月10日(国際人権デー)までの16日間、ジェンダーに基づく暴力をなくすためのあらゆる取り組みが行われており、その一環で、このイベントが開催されました。約30人ほどの人が参加していました。

 

まずは、警察が作成した痴漢の罪の重さや危険性を訴えた複数のポスターを、4~5人のグループで見比べて、印象や問題点について話し合いました。そのあと、ほかのグループとそれらを共有しました。痴漢がいけないことであることをアニメのキャラクターを起用して伝えているポスターに対して、「痴漢が問題であることが分かりにくい。」という意見がでました。また「痴漢に遭ったら声をあげて、周りに助けを求めてください」というポスターへは、実際は恐怖で声を出すことができないのではないかという意見が多くありました。

 

次に、ゲスト講師である、シーライツ代表理事の甲斐田万智子が、痴漢以外も含めた女性や子どもに対する性暴力に対して、世界が女性差別撤廃条約や子どもの権利条約で人権侵害を禁止してきたという歴史や、それに逆行している日本の現状を説明しました。

 

このイベントに参加して分かったことですが、たった3人しか男性がいませんでした。圧倒的に女性が痴漢の被害に遭うことが多いため、参加者に女性が多いと思い、参加をためらったのかもしれません。しかしながら、痴漢・DV・セクハラといった問題の根源には、男尊女卑という価値観が必ず存在しています。男女がどんな状況でも平等に生きるためには、傍観者や無関心の人もサバイバー(自分が被った権利侵害の実態を社会に伝える人)に協力しなければ、ジェンダー平等は実現しません。特に男性は、ジェンダー=女性という考えは一刻もなくすべきです。では、何をすべきなのでしょうか? それは、同じ意見を持っている人で集まったり、今回のようなイベントに参加したりすることです。男性も女性と一緒に声を挙げることで、ジェンダー問題に無関心なほかの男性や役人の方に、自分たちの意見を聴いてもらいやすくなります。今回は、貴重な男性の方と意見交換ができてよかったです。次回は、もっと多くの男性を誘って、さらに多様な意見をいただきたいです。

 

※今回は、写真は撮影をしておりませんでしたので、掲載はございません。

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シーライツ・インターンの北村です。

 

 

今回は、去年東京にある文京学院大学で12月10日に行われた「ジェンダーに基づく暴力16日間キャンペーン 痴漢暴力に悩んでいない? 身近な性暴力問題勉強会」(主催:アジア女性資料センター)についてご報告いたします。

 

11月25日(女性に対する暴力撤廃デー)から12月10日(国際人権デー)までの16日間、ジェンダーに基づく暴力をなくすためのあらゆる取り組みが行われており、その一環で、このイベントが開催されました。約30人ほどの人が参加していました。

 

まずは、警察が作成した痴漢の罪の重さや危険性を訴えた複数のポスターを、4~5人のグループで見比べて、印象や問題点について話し合いました。そのあと、ほかのグループとそれらを共有しました。痴漢がいけないことであることをアニメのキャラクターを起用して伝えているポスターに対して、「痴漢が問題であることが分かりにくい。」という意見がでました。また「痴漢に遭ったら声をあげて、周りに助けを求めてください」というポスターへは、実際は恐怖で声を出すことができないのではないかという意見が多くありました。

 

次に、ゲスト講師である、シーライツ代表理事の甲斐田万智子が、痴漢以外も含めた女性や子どもに対する性暴力に対して、世界が女性差別撤廃条約や子どもの権利条約で人権侵害を禁止してきたという歴史や、それに逆行している日本の現状を説明しました。

 

このイベントに参加して分かったことですが、たった3人しか男性がいませんでした。圧倒的に女性が痴漢の被害に遭うことが多いため、参加者に女性が多いと思い、参加をためらったのかもしれません。しかしながら、痴漢・DV・セクハラといった問題の根源には、男尊女卑という価値観が必ず存在しています。男女がどんな状況でも平等に生きるためには、傍観者や無関心の人もサバイバー(自分が被った権利侵害の実態を社会に伝える人)に協力しなければ、ジェンダー平等は実現しません。特に男性は、ジェンダー=女性という考えは一刻もなくすべきです。では、何をすべきなのでしょうか? それは、同じ意見を持っている人で集まったり、今回のようなイベントに参加したりすることです。男性も女性と一緒に声を挙げることで、ジェンダー問題に無関心なほかの男性や役人の方に、自分たちの意見を聴いてもらいやすくなります。今回は、貴重な男性の方と意見交換ができてよかったです。次回は、もっと多くの男性を誘って、さらに多様な意見をいただきたいです。

 

※今回は、写真は撮影をしておりませんでしたので、掲載はございません。