お知らせ
2011年04月22日
より信頼される組織を目指して「アカウンタビリティ・セルフチェック2008」を実施しました!
みなさん、アカウンタビリティという言葉は聞いたことはありますか?
「説明責任」という意味ですが、今や企業の社会的責任が問われるだけでなく、NGOも活動の仕方、寄付の使い道、組織運営について会員や支援してくださっている人のみならず、社会全体にきちんと説明していくことが求められています。
NGOもこの説明責任を積極的に果たしていくようにするためにJANIC(国際協力NGOセンター)が2008年に「アカウンタビリティ・セルフチェック2008(ASC2008)」という基準と制度をつくりました。http://www.janic.org/more/accountability/background/
シーライツは、かねてからこのセルフチェックを実施したいと考えていましたが、3月9日にこのセルフチェックを実施し、今月1日にこの実施がJANICから承認され、マークを取得しました(早速シーライツのウェブサイトにマークを掲載しています)。
参加したのは、代表理事、事務局長、スタッフの3名で、JANICの方2名に立ち会っていただきました。
アカウンタビリティ・セルフチェック2008で、JANICが設定している基準は①組織運営、②事業実施、③会計、④情報公開の4分野にわたり、40項目あるのですが、私たちはそのうち38項目で基準を満たしていると判断しました。詳しくは、JANICのウェブサイトに実施レポートが公表されていますので、ご覧ください。
http://www.janic.org/mt/img/ASC/C-Rights.pdf
基準に達していないとしてカウントしなかった項目が2つあったわけですが、
1つ目は、「役員の業務執行状況について監査されている」という項目で、2つ目は、「情報のバックアップ、PCへのアクセス権限設定など、情報が管理・保護されている」という項目でした。1点目に関しては、これまで監査の方に会計や財産状況しか監査していただいてこなかったので、今後は理事の活動についても監査されるよう対策をとります。
2点目に関しては、これまでの情報管理・保護では不十分と考えられ、今回の震災などの大災害に備えて、データのバックアップを強化する努力をしております。
基準を満たしていると判断した項目の中にも今後改善すべきものがいくつかありました。
特に「組織強化と職員能力の強化」という点で、「組織の目指していることの実現に向けた中長期計画を策定している」「職員の職務に応じた、育成(研修)計画を策定している」の項目で一層の努力が必要ということがセルフチェックを行ったメンバーの間で認識されました。
中長期計画に関しては、現在申請している外務省のNGO連携無償資金協力が採択されるかどうかに大きくかかわっているとはいえ、評価事業も終えシーライツのミッションに沿った事業の成果が確認された今こそ、中長期戦略をじっくり練っていきたいと考えています。
この戦略づくりに関しては、多くの方々のご意見を聴く機会を持ちたいと思いますので、シーライツが目指すべき組織像について、次のアドレスまでお気軽にご意見をお寄せいただければ幸いです。
ご意見・ご感想などは、こちらへ
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