お知らせ
2020年11月2日
みなさん、こんにちは。シーライツインターンの北村です。
このたびシーライツ代表の甲斐田が、今年の7月から9月まで共同通信の連載記事「世界はおとなだけのものじゃない!」を担当しておりました。
このインタビューは、代表の甲斐田がどんな思いで連載記事を執筆していたのかということを伺うとともに、各回の記事を読んで、私が疑問に思ったことを質問していきます。
新しい連載記事に関するインタビューを掲載するたびに、該当の連載記事の画像も添付いたしますので、連載記事をご覧になったことがない・気づかなかったという方もご安心ください。
インタビュー内容が長いため、4回に分けて掲載をいたします。予めご了承ください。
今回は、第1・2回のインタビューの第1部です。
北村(以下北):1回目はこどもの権利の基礎的な部分を連載で書かれていると言うこと
で、それに関した質問をさせていただきます。1つ目は、どのように
子どもの権利を知る子どもや大人の数を増やしていけばいいのかという
ことです。日本は、学校で子どもの権利を 教えてもらえないので…。
また、何か子どもの権利を広めるのに成功した事例があれば教えて
いただきたいです。
甲斐田(以下甲):日本に限らないと思うのですが、事例集みたいものがあると良いかも
しれないですね。自分はこんなところで子どもの権利を知りましたと
いうことがかかれているものです。
北:確かに、それであれば、自治体で子どもの権利条例を制定して
いなくても、子どもの権利を知る機会は増えるかもしれませんね。
ちなみに、私は母子手帳や両親学級で子どもの権利を伝えるというの
がいいかなと思っているのですが、それについてはどのようにお考え
でしょうか。
甲:大事なことだと思います。子どもの権利委員の大谷さんも、3歳児か
乳児健診の時に親を対象に子どもの権利のビデオを流すべきだと
おっしゃっています。母子手帳については、子どもが生まれれば必ず
持つものですから。世田谷区で坂口くり果さんが母子手帳に子どもの
権利を載せてほしいと依頼してそれが実現しましたが、その取り組み
は全国で広まってほしいですね。どちらの方法にしても、子どもの
権利条約は、国連で決まったことなので、なかなか自分事として捉え
ることができない人もいると思うので、やはり条約の内容を読むだけ
ではなくて、いかに日々の生活で子どもの権利を生かしていくことが
大事かということについての話が、5分でも10分でもあるといいです
よね。
北:仮にどちらを日本でやるにしても、制度を変えることは必須ですね。
政治家の人たちのマインドを変えていかないと厳しいですね。
甲:私は何度か提案しているのですが、これからはやっぱりYouTubeや
SNSで子どもの権利のことを簡単に見られるサイトがあるといいです
よね。
北:海外だと子どもの権利の内容を親や子ども自身に教える際は、どう
いう場所や機会が使われているのでしょうか。
甲:海外では人権教育が盛んなので、学校の授業で子どもの権利を学んで
いると思います。また、家庭でも教えているのではないかと思い
ます。性教育を家庭で教えている国もあるので、その関連で子どもの
権利も含めて教えていると思います。ほんとそういうの調査して紹介
できるといいですね。子どもの権利条例を定めている自治体は、どの
ように子どもの権利のことを伝えているか知りたいですね。
次回のインタビュー内容もお楽しみに!
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