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共同通信の連載記事「世界はおとなだけのものじゃない!」を終えてのインタビュー (連載記事 第3~5回③)

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2020年12月4日

 

長崎新聞 連載記事「世界はおとなだけのものじゃない!」  第3回  7月16日

 

 

長崎新聞 連載記事「世界はおとなだけのものじゃない!」  第4回  7月30日

 

 

長崎新聞 連載記事「世界はおとなだけのものじゃない!」  第5回  8月6日

 

 

みなさん、こんにちは。シーライツインターンの北村です。

このたびシーライツ代表の甲斐田が、今年の7月から9月まで共同通信の連載記事「世界はおとなだけのものじゃない!」を担当しておりました。

 

このインタビューは、代表の甲斐田がどんな思いで連載記事を執筆していたのかということを伺うとともに、各回の記事を読んで、私が疑問に思ったことを質問していきます。

新しい連載記事に関するインタビューを掲載するたびに、該当の連載記事の画像も添付いたしますので、連載記事をご覧になったことがない・気づかなかったという方もご安心ください。

 

インタビュー内容が長いため、3回に分けて掲載をいたします。予めご了承ください。

今回は、第3~5回のインタビューの最後の部分です。

 

 

北村(以下:北):最後に、第5回「不登校と多様な学び」に関して伺います。東京

         シューレが設立した不登校特例校がありますが、それは公教育と同じ

         立ち位置なのでしょうか。

 

 

甲斐田(以下:甲):そうだと思います。不登校特例校は、一時的な場所で、最終的に

          公教育の学校に戻らないといけないという考えのもと運営されて

            いると思います。そのような中で東京シューレが作った不登校特例

          校は、公教育になじめない子どもたちがずっとそこで学び続け

          られる場所だと認識しています。

 

 

        北:今後文部科学省が不登校特例校について周知していくことも大事

          ですが、普通教育機会確保法や不登校特例校に関して、新任研修で

          教えていたりするのでしょうか。新任だけでなく既に働いている

          先生もですが。

 

 

          甲:教育委員会までは、普通教育機会確保法や多様な学びの権利を

          子どもに保障しなければならないことは知られているのですが、

          現場の学校までは知らされていないのが現状です。それにより、

          先生が学校に馴染めない子どもたちをいまだに学校に戻るよう

          プレッシャーをかけています。教員養成講座の必修科目に子どもの

          権利を入れることが重要ですね。

 

 

        北:確かにそうですね。選択科目にされてしまったら取らなかったり、

          どうしても取れなかったりする学生も出てきてしまいますもんね。

          もちろん政府がすべてをカバーできないですから、NGOといった

          市民社会が補うことは必要ですが、莫大な予算とスピーディな通達

          ができるという点では、現政権にもいろいろ考え方もあると思い

          ますが、重い腰を上げて実行しほしいですね。子どもの権利条約を

          日本政府に批准したわけですから。

 

 

        甲:そういう意味では、子ども基本法ができることにより、学習指導

          要領に子どもの権利を授業で扱うことや権利ベースで授業を行う

          ように盛り込むことができるようになると思います。

 

 

        北:日本財団が子ども基本法を提言したっていうのは、日本の子どもの

          状況がかなり変わるための、大きな役割を果たす可能性を秘めて

          いるわけですね。

 

 

        甲:子ども基本法に関しては、連載記事の13回目で扱っています。

 

 

        北:それまでに提言の内容を読んでおきます。質問は異常です。

          最後に、3~5回の記事に関するコメントをお願いします。

 

 

        甲:まず第3回の子どもの意見表明権については、自分の意見を述べる

          ことは、難しいことを子どもにつたえてほしいです。誰かが発言

          したこと・書かれていることに「ん?」と疑問に思ったことは

          ありませんか。それを言葉にできるとそれは意見となります。完璧

          である必要はありません。知識の量や経験値も関係ありません。

          自分が目の前のことに対して思うことを周りに伝えるは緊張するか

          もしれません。それでも声に出すことで、明らかになることもある

          し、自分の不安が軽減されるかもしれません。第4回の教育虐待に

          関しては、子どもは、自分の学びたいこと、学び方については意見

          を言えているか、自分も決めることに参加できているかふりかえっ

          てみてください。もしそうでなければ、周りの方に自分の考えも

          聴いてほしいと伝えてみましょう。おとなが耳を傾けてくれない

          ようであれば、誰か専門の方に頼ることもしてみましょう。迷惑

          だと思われると心配になるかもしれません。でも、人の世話に

          なっても問題ありません。一方、親は、自分が子どもの想いを

          聴かずに、すべて決めてしまっていないか考えてみてください。

          もしかしたら、周りから教育虐待と思われると心配になるかも

          しれません。しかし、それを指摘する人がいたら、きづかせて

          くれた方に感謝できるといいですね。第5回の多様な学びの権利に

          関しては、周りがそうだから・親や先生が学校に行けというからと

          いう圧力によって子どもを学校に行かせようとする親は多いで

          しょう。将来のことも不安になるでしょう。でも、子どもによって

          は今の学校が遭わない子どもがいます。そういう学校に行きたく

          ない・フリースクールに通いたいという気持ちにどうか、寄り

          添ってほしいと思います。学校に行けない子どもたちは、そのこと

          で、自分を責めていたり、引け目を感じたりしています。その

          気持ちに寄り添わないでいると、最悪の場合、子どもが命を絶って

          しまうことにもなりかねません。今一度、親たちは子どもを無理

          やり学校に行こうとすることが本当に幸せなのか。大人の考えを

          いつのまにか押し付けていないかを考えてみましょう。そして、

          このコロナ禍による新しい生活の時間に、じっくり子どもと話し

          合ってみましょう。

 

これで、連載記事の第3~5回のインタビューは終了です。お読みいただきありがとうございました。

 

子どもの権利についての研修や人身売買・児童労働に関する子ども向けの啓発に必要な文房具を配布することができます。

童話や物語の本を5冊購入し、本が傷まないように補強してから図書室に届けることができます。

村の清掃と衛生について学ぶ「ゴミ拾いキャンペーン」を1回開催することができます。

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共同通信の連載記事「世界はおとなだけのものじゃない!」を終えてのインタビュー (連載記事 第3~5回③)

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2020年12月4日

 

長崎新聞 連載記事「世界はおとなだけのものじゃない!」  第3回  7月16日

 

 

長崎新聞 連載記事「世界はおとなだけのものじゃない!」  第4回  7月30日

 

 

長崎新聞 連載記事「世界はおとなだけのものじゃない!」  第5回  8月6日

 

 

みなさん、こんにちは。シーライツインターンの北村です。

このたびシーライツ代表の甲斐田が、今年の7月から9月まで共同通信の連載記事「世界はおとなだけのものじゃない!」を担当しておりました。

 

このインタビューは、代表の甲斐田がどんな思いで連載記事を執筆していたのかということを伺うとともに、各回の記事を読んで、私が疑問に思ったことを質問していきます。

新しい連載記事に関するインタビューを掲載するたびに、該当の連載記事の画像も添付いたしますので、連載記事をご覧になったことがない・気づかなかったという方もご安心ください。

 

インタビュー内容が長いため、3回に分けて掲載をいたします。予めご了承ください。

今回は、第3~5回のインタビューの最後の部分です。

 

 

北村(以下:北):最後に、第5回「不登校と多様な学び」に関して伺います。東京

         シューレが設立した不登校特例校がありますが、それは公教育と同じ

         立ち位置なのでしょうか。

 

 

甲斐田(以下:甲):そうだと思います。不登校特例校は、一時的な場所で、最終的に

          公教育の学校に戻らないといけないという考えのもと運営されて

            いると思います。そのような中で東京シューレが作った不登校特例

          校は、公教育になじめない子どもたちがずっとそこで学び続け

          られる場所だと認識しています。

 

 

        北:今後文部科学省が不登校特例校について周知していくことも大事

          ですが、普通教育機会確保法や不登校特例校に関して、新任研修で

          教えていたりするのでしょうか。新任だけでなく既に働いている

          先生もですが。

 

 

          甲:教育委員会までは、普通教育機会確保法や多様な学びの権利を

          子どもに保障しなければならないことは知られているのですが、

          現場の学校までは知らされていないのが現状です。それにより、

          先生が学校に馴染めない子どもたちをいまだに学校に戻るよう

          プレッシャーをかけています。教員養成講座の必修科目に子どもの

          権利を入れることが重要ですね。

 

 

        北:確かにそうですね。選択科目にされてしまったら取らなかったり、

          どうしても取れなかったりする学生も出てきてしまいますもんね。

          もちろん政府がすべてをカバーできないですから、NGOといった

          市民社会が補うことは必要ですが、莫大な予算とスピーディな通達

          ができるという点では、現政権にもいろいろ考え方もあると思い

          ますが、重い腰を上げて実行しほしいですね。子どもの権利条約を

          日本政府に批准したわけですから。

 

 

        甲:そういう意味では、子ども基本法ができることにより、学習指導

          要領に子どもの権利を授業で扱うことや権利ベースで授業を行う

          ように盛り込むことができるようになると思います。

 

 

        北:日本財団が子ども基本法を提言したっていうのは、日本の子どもの

          状況がかなり変わるための、大きな役割を果たす可能性を秘めて

          いるわけですね。

 

 

        甲:子ども基本法に関しては、連載記事の13回目で扱っています。

 

 

        北:それまでに提言の内容を読んでおきます。質問は異常です。

          最後に、3~5回の記事に関するコメントをお願いします。

 

 

        甲:まず第3回の子どもの意見表明権については、自分の意見を述べる

          ことは、難しいことを子どもにつたえてほしいです。誰かが発言

          したこと・書かれていることに「ん?」と疑問に思ったことは

          ありませんか。それを言葉にできるとそれは意見となります。完璧

          である必要はありません。知識の量や経験値も関係ありません。

          自分が目の前のことに対して思うことを周りに伝えるは緊張するか

          もしれません。それでも声に出すことで、明らかになることもある

          し、自分の不安が軽減されるかもしれません。第4回の教育虐待に

          関しては、子どもは、自分の学びたいこと、学び方については意見

          を言えているか、自分も決めることに参加できているかふりかえっ

          てみてください。もしそうでなければ、周りの方に自分の考えも

          聴いてほしいと伝えてみましょう。おとなが耳を傾けてくれない

          ようであれば、誰か専門の方に頼ることもしてみましょう。迷惑

          だと思われると心配になるかもしれません。でも、人の世話に

          なっても問題ありません。一方、親は、自分が子どもの想いを

          聴かずに、すべて決めてしまっていないか考えてみてください。

          もしかしたら、周りから教育虐待と思われると心配になるかも

          しれません。しかし、それを指摘する人がいたら、きづかせて

          くれた方に感謝できるといいですね。第5回の多様な学びの権利に

          関しては、周りがそうだから・親や先生が学校に行けというからと

          いう圧力によって子どもを学校に行かせようとする親は多いで

          しょう。将来のことも不安になるでしょう。でも、子どもによって

          は今の学校が遭わない子どもがいます。そういう学校に行きたく

          ない・フリースクールに通いたいという気持ちにどうか、寄り

          添ってほしいと思います。学校に行けない子どもたちは、そのこと

          で、自分を責めていたり、引け目を感じたりしています。その

          気持ちに寄り添わないでいると、最悪の場合、子どもが命を絶って

          しまうことにもなりかねません。今一度、親たちは子どもを無理

          やり学校に行こうとすることが本当に幸せなのか。大人の考えを

          いつのまにか押し付けていないかを考えてみましょう。そして、

          このコロナ禍による新しい生活の時間に、じっくり子どもと話し

          合ってみましょう。

 

これで、連載記事の第3~5回のインタビューは終了です。お読みいただきありがとうございました。