【報告】子ども・ユースの権利を守る組織であるために ~コンプライアンス内部研修を実施しました~

2026年10月17日(土)、シーライツでは、塙創平弁護士を講師にお迎えし、理事・事務局スタッフ・ボランティアを対象としたコンプライアンス内部研修を実施しました。

今回の研修では、コンプライアンスの基本的な考え方をはじめ、ハラスメントの防止、子ども・ユースとの適切な関係づくり、NPOにおける仕事とボランタリーな活動のあり方などについて、具体的な事例を交えながら学びました。

目次

法令を守ることだけが、コンプライアンスではない

研修で特に印象的だったのは、コンプライアンスとは、単に法律や規則を守ることにとどまらず、団体の理念や社会からの期待と向き合い、日々の活動の中で実践していくものだという視点です。

子どもの権利の実現をめざす私たちにとって、活動の目的だけでなく、その過程においても、一人ひとりの尊厳や権利が守られているかを問い続けることが欠かせません。

また、NPOの活動を支える善意や信頼関係を大切にしながらも、それだけに頼らない組織運営の重要性についても学びました。

子ども・ユースとの安全で適切な関係をつくるために

子ども・ユースとの関わりについては、大人との間にある力関係や、善意から始まる関係であっても、適切な境界線が曖昧になることで生じるリスクについて考えました。

シーライツでは、子どもだけでなく、活動を共につくるユースメンバーもセーフガーディングの対象としています。

一人ひとりの意思や主体性を尊重するとともに、安心して活動に参加できる環境を整えることが大切です。そのためには、個人の判断や善意だけに委ねず、組織として共通の認識やルールを持ち、互いに確認し合える関係をつくる必要があります。

安心して声をあげられる組織であるために

研修では、ハラスメントや、組織内の立場・権限の違いが人間関係に与える影響についても学びました。

悪意がなくても、立場の違いによって相手に大きな影響を与えることがあります。また、問題が生じた際には、組織を守ることよりも、まず被害を受けた人の安全を確保することの重要性が強調されました。

理事、職員、ボランティア、そしてユースメンバーなど、さまざまな立場の人が互いを尊重し、疑問や違和感を安心して伝え合える組織文化を育てていくことが大切です。

学びを日々の実践につなげて

子ども・ユースの権利を大切にする団体だからこそ、私たち自身も、日々の関わり方や組織のあり方を問い直し、学び続ける必要があります。

今回の研修を通じて、コンプライアンスやセーフガーディングは、規則をつくれば終わりではなく、日常のコミュニケーションや活動の積み重ねの中で実践していくものだと改めて感じました。

シーライツでは、今回の学びを今後の活動や組織運営に生かし、子ども・ユースをはじめ、活動に関わるすべての人の権利と尊厳が尊重される、安全で安心できる組織づくりに取り組んでいきます。

塙創平弁護士、貴重な学びの機会をありがとうございました。


開催概要

  • 日時:2026年10月17日(土)10:00~12:00
  • 開催方法:ハイブリッド
  • 講師:塙創平弁護士
  • 参加者:シーライツ理事・事務局スタッフ・ボランティア


☆シーライツでは、全ての事業において、全ての関係者(子ども・ユース・おとな)の人権が守られ、「子ども・若者のセーフガーディング」に基づいて活動を実施しています。☆
国際子ども権利センター 子どもと若者のセーフガーディング指針 2025 05 30.docx
20251106-セーフガーディング行動規範誓約書.pdf

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